''KHADI''
Khadi カディ
Handspun and Handwoven fabric
手紡ぎ 手織り布
チャルカと呼ばれる糸車をまわして
糸を紡ぎ 手織りした布
そうした布をインドではKhadi カディと呼ばれています。
ふんわりと柔らかい手触りでありながら、
どこか強さを秘めている布 Khadi カディ
手織りの布には理屈ではなく
懐かしさや愛着が感じられます
そうした優しさを私たちの身体は覚えているのかもしれません
日本では明治の半ば頃には機械化された産業ですが
インドの小さな町や農村では今でもカディは
人々の暮らしの中に大切に息づいています
近年、目覚しい経済発展を遂げているインドですが、
就労人口の5割以上は農林水産業に従事しており
人口の7割以上(約8億人)は農村部に居住している農業国です。
都市部で働くことが難しい農閑期の彼らの生活は、女性たちが
チャルカ(糸車)をまわして糸を紡ぎ、男性がカディを織ることで成り立っています
特徴 Character
手で紡いだ糸は機械と比べると糸撚りが甘く、糸は不均一になります
手織りゆえに時には織りキズもあるかもしれません
しかしそうした布はより多くの空気を繊維に含むことで
夏に涼しく 冬に暖かく感じられるといった
機械織りにはないといわれる様々な利点があります
それゆえにカディは多才な布 Versatile Fabricともいわれています。
インド各地にはそれぞれに違う個性を持ったKhadiがあります
私たちのつくっているカディは、コットンやシルクなどの天然素材の良さを
引き出しながら、日本の気候風土やファッションにも合わせやすいように
糸の太さや織り密度を独自に設定しています
体を包み込むような優しい風合いを求めて
1インチ四方に最適な経糸と緯糸の本数はいったい何本か....
などと試作を繰り返しながら
手織りですから正確にいつも同じようにはできませんが
ゆっくり真心を籠めて1枚1枚 丁寧に手織りしています
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